かんたん見積り

コラム

雨樋の部分補修ができる時・できない時の違い

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

結論、寄棟の雨樋(特に軒樋が長く連続している部分)は部分補修がしにくいケースが多いです。
理由と状況を整理します。

部分補修で対応できるケース

  1. 割れ・穴あきが小規模
     樋の一部がひび割れたり、継ぎ目から漏れている程度なら、その部材のみ交換可能。
  2. 金具(受け金具)の劣化
     樋自体ではなく、支える金具がサビている場合は、金具の取り替えで済む。
  3. 勾配が保たれている
     樋の傾斜(勾配)が適正に確保されていれば、部分的な補修で機能を回復できる。

部分補修では対応できないケース

  1. 全体的な歪みや勾配不良
     長年の劣化で雨樋全体が下がり、勾配が崩れている場合は一部直しても水が流れず、結局全交換が必要。
  2. 劣化が広範囲に及んでいる
     経年劣化でプラスチック樋が全体的に硬化・脆化していると、1か所直してもすぐ別の箇所が割れる。
  3. 規格の違い・廃盤品の場合
     古い雨樋は現在の規格に合わず、部材が入手できないことがある。この場合も全交換が現実的。
  4. 屋根形状の影響
     寄棟は四方に雨樋が回っているため、角部分(隅部材・エルボ)と一体で機能していることが多い。
     そのため一部を直すと全体の高さや勾配の整合性が崩れやすいです。
  5. つなぎ目の強度
     長い樋はジョイントや吊り金具で連続させています。
     途中で切って新しい部材を入れると、ジョイント部が増えて水漏れリスクが高まります。

編集部からのひとこと

寄棟で長く連続した雨樋は「勾配調整が難しい」ため部分補修がしにくく、
状態によっては1本まるごと交換を勧める方が多いです。

雨樋のトラブルは、最初は小さな“水漏れ”から始まります。
“ここだけ直せば大丈夫”と思っても、全体を見て劣化具合を診断するのが大切。
プロに点検してもらい、部分補修か全交換かを正しく見極めてもらいましょう。


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ホクリクルーフのクチコミ

総合評価

4.9

クチコミ数76

2025-11-30

y t 様

屋根重ね葺き工事とコーキング工事をお願いしました。大変丁寧に対応していただき助かりました。ありがとうございます。

2025-11-30

akinori nodabayasi 様

雨漏り修理と雨樋も壊れていたので直してもらいました。工事内容の説明が丁寧でした。

2025-11-26

元林芳枝 様

雨樋修理をしてもらいました。綺麗になってそこだけ新築みたいになり気分が良いです。

2025-11-24

岬まぁこ 様

瓦の葺き直し工事と雨樋の修繕工事をしていただきました。とても良くしていただき、とても助かりました。急なお願いにも対応していただき感謝しています。ありがとうございました。

2025-11-24

林智子 様

屋根のリフォームをしました。 今後雨漏りしないことを祈ります。

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