〜プロが教えるお役立ちコラム〜
屋根にはさまざまな板金部材が使われていますが、特に 雨押さえ板金や谷板金は錆びやすい箇所です。
今回は雨押さえ板金・谷板金が錆びやすい理由と錆びてしまった時の事例、またその後の対処法を解説します。
錆びやすい理由
- 水が集中しやすい
谷板金は屋根の谷部分(雨水が流れ込む合流点)にあるため、常に水分にさらされやすい。
雨押さえ板金も壁際に設置され、雨水や結露が滞留しやすい。 - 落ち葉やゴミが溜まりやすい
水の流れが滞ると、湿気が残りやすく、サビの進行を加速させる。 - 傷や施工不良による防錆効果の低下
板金はガルバリウムや亜鉛めっき鋼板が使われることが多いですが、
施工時のキズや経年劣化で防錆皮膜が薄れると、一気にサビが広がる。
錆びたらどうなる?
- 穴あき → 雨漏りに直結
サビが進行すると板金に穴があき、そこから雨水が直接屋内へ。 - 構造材の腐食
雨水がルーフィングや野地板まで浸透し、木材の腐朽やカビの原因に。 - 修理費用の増大
部分交換で済んだはずが、雨漏りで躯体まで傷めると「屋根全体リフォーム」レベルに発展することもあります。。
改善策
- 定期点検と早期補修
5~10年ごとに板金部のチェックを行い、サビが見つかれば早めに塗装や補修を。 - サビに強い素材を選ぶ
・ガルバリウム鋼板(耐久20〜30年)
・ステンレス板金(さらに高耐久)
従来のトタン板より格段にサビに強い。 - 落ち葉やゴミの清掃
特に谷板金部分は、詰まりを防ぐことで水の滞留を抑えられる。 - カバー工法での交換
既存板金の上に新しい板金を被せて補強する方法もあり。
雨漏り前に施工すればコストを抑えられる。
編集部からのひとこと
雨押さえ板金や谷板金は 「水の通り道」=もっとも過酷な環境 に置かれています。
だからこそ、錆が出やすく、放置すると雨漏りや構造劣化につながるのです。
屋根全体が新品でも、板金部分だけ先に劣化してしまうケースは意外と多いもの。
“ちょっとサビてるだけだから大丈夫”と油断せず、早めの点検・補修が安心のカギです。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
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