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コラム

【完全解説】スレート屋根からの雨漏り原因と対策とは?

スレート屋根は日本の住宅でよく使われている屋根材ですが、築年数が経つにつれて「雨漏り」が発生することがあります。この記事では、スレート屋根で雨漏りが起こる代表的な原因とその対策について、分かりやすく解説します。

まず、スレート屋根とは?

スレート屋根はセメントと繊維を主成分とした「化粧スレート」と呼ばれる屋根材が使われています。軽量でコストパフォーマンスが高く、デザインも豊富なことから多くの住宅で採用されています。また、スレート、カラーベスト、コロニアルといった様々な名称で呼ばれますが、いずれも同じものを指しています。
しかし、スレート屋根は定期的なメンテナンスを行わないと劣化が進み、雨漏りの原因となることがあります。

今回は、スレート屋根からの雨漏りの主な原因を6つに分けて詳しく解説します。

1. スレートの割れ・欠け

風で飛んできた枝や落雪、経年劣化などでスレートが割れてしまうと、そこから雨水が屋根内部に浸入します。特に、築10年以上経っている屋根では注意が必要です。

2. コーキング(シーリング)の劣化

屋根材の継ぎ目や板金の接合部に使われるコーキング材は、紫外線や風雨の影響で硬化・収縮し、隙間ができやすくなります。そこから水が侵入すると、雨漏りにつながります。

3. 屋根板金(棟板金・谷板金)の不具合

屋根の頂点や谷部分に使われる金属製の板金が浮いたり、釘が緩んだりすると、雨水の侵入を許してしまいます。特に強風の多い地域では要注意です。

4. ルーフィング(防水シート)の劣化

スレートの下に敷かれた防水シートが劣化すると、本来防げるはずの雨水が直接屋内に浸透します。ルーフィングの寿命は一般的に15〜20年程度とされており、屋根材の寿命より短いことがあります。

5. 屋根の重なり不足・勾配不良

施工時にスレートの重なり幅が不足していたり、屋根の傾斜(勾配)が緩すぎたりすると、雨水がうまく排水されず、逆流して雨漏りすることもあります。これは施工不良が原因となるケースです。

6. 雨樋の詰まり・破損

雨樋に落ち葉やゴミが詰まると、雨水があふれて屋根側に流れ込み、スレートの隙間から水が浸透してしまうことがあります。定期的な清掃や点検が重要です。

雨漏りを防ぐための対策

定期点検:屋根の状態は見えにくいため、専門業者による点検(5年ごとが目安)がおすすめです。

コーキングの打ち替え:古くなったシーリング材を新しくすることで、防水性能が回復します。

部分補修・差し替え:割れたスレートは早めに差し替えましょう。

屋根の葺き替え・カバー工法:築20年以上の屋根や、防水シートが劣化している場合は、屋根全体のリフォームが有効です。

まとめ

スレート屋根の雨漏りは、放置すると建物内部の腐食やカビ、構造へのダメージに発展することがあります。小さな異変でも早期に専門業者へ相談することで、費用や手間を最小限に抑えることができます。
「最近、天井にシミが…」「屋根の一部が浮いてるかも?」と気になったら、まずは点検から始めてみてください。


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