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コラム

空き家の屋根修理はどこまで必要?住む・貸す・売る予定で変わる直し方

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

実家が空き家になって、しばらくたった。
郵便物の整理や庭の草刈りには行っているけれど、建物のことまでは、なかなか手が回らない。

そんなとき、久しぶりに入った2階の部屋で、天井の隅にシミを見つけたら。

「屋根を直したほうがいいんだろうな。でも、この家にまた住むかどうかも決まっていないし……」

修理代をかけたあとで売ることになったら、もったいない気もする。
だからといって、そのままにして家が傷むのも困る。
空き家の修理は、この迷いから話が進まなくなることがあります。

屋根をどこまで直すかは、「今、どんな傷みがあるか」と「これから家をどう使うか」を合わせて考えます。
空き家だから全面工事が必要、あるいは誰も住んでいないから修理不要、という決め方はできません。

まずは雨漏りや落下・飛散につながる不具合を確認する。
そのうえで、住む・貸す・売る予定に合わせて修理範囲を決めると、必要なところにお金を使いやすくなります。

空き家の屋根修理は「先に必要な対応」と「今後のための工事」を分ける

たとえば、雨水が室内に入っている家と、屋根の色あせだけが気になる家。
どちらも古く見えるかもしれませんが、優先して考えることは違います。

雨漏りが続いているなら、まず水の入口と傷みの範囲を調べる必要があります。
一方、色あせがあっても、防水や固定の状態に問題がなければ、見た目を整える工事は活用方針と合わせて検討できます。

ここでいう「最低限の修理」は、いちばん安い方法で表面だけを塞ぐことではありません。
今の不具合に対処し、次に確認する時期まで決めておくことです。

今の状態優先して考えたいこと
室内に雨水が入る、シミが広がる原因調査と、雨水の浸入を止める対応
瓦・板金・雨樋などが外れかけている落下・飛散の危険を確認し、安全を確保する対応
屋根に大きなたわみや変形がある建物全体への影響も含めた専門的な確認
色あせ・汚れが気になる素材や防水の状態を調べ、工事時期を検討
外からは異常が見えない室内も含めた点検と、今後の管理方法の確認

表だけで工法を決めることはできません。まず相談するときの目安として見てください。

国土交通省も、当面活用や解体ができない空き家について、適切に管理する必要性を示しています。
遠方に住んでいるなど、自分で管理するのが難しい場合は、管理業者や修繕業者の利用も案内されています。

参考:国土交通省「空き家の管理のやり方」

【住む予定】いつから、どのくらい住むかを伝える

長く住むなら、部分補修を繰り返す費用まで考える

数年後に実家へ戻る予定があり、そのあとも長く住みたい。
そんな場合は、今の不具合を直すだけで足りるか、屋根全体を確認して考えたいところです。

傷みが一部に限られていれば、部分補修が合う場合もあります。
反対に、広い範囲で傷んでいたり、補修しても別の場所で不具合が出そうだったりすれば、屋根全体の改修も比較します。

そのときは、最初の工事費だけでなく、足場を何度も組む可能性や、今後の修理の見通しも聞いてみてください。

「部分補修なら今回どこまで直るのか」「残る部分は、どんな状態なのか」がわかると、全面工事との差を判断しやすくなります。

入居前の内装工事と順番を合わせる

壁紙や床を新しくしたあとで雨漏りが見つかると、仕上げたところを再び直すことになりかねません。

入居に向けたリフォームを考えているなら、雨漏りや下地の傷みの確認を先に進め、外まわりと内装の工程を相談しましょう。

また、屋根を直せば、家全体がそのまま安心して住める状態になるとは限りません。
建物の傾きや床の傷みなども気になるなら、建築士などによる建物全体の確認を含めて考えます。

【貸す予定】入居後に困らない状態と管理方法を考える

貸し出す前に、雨漏りの履歴を整理する

賃貸にする場合、入居後に雨漏りが起きると、修理の日程調整だけでなく、住んでいる方の生活にも影響します。

以前シミができたことがあるなら、「今は乾いているから」と済ませず、原因を調べたか、何を修理したか、その後どうなったかを確認しておきましょう。

見た目をきれいにする塗装や内装だけで、雨漏りの原因に対応したことにはなりません。

空き家の管理資料でも、雨漏りは屋根以外に外壁や窓まわりから起こる場合があり、原因を特定して修繕することが示されています。天井のシミを見て、すぐに屋根全体の工事と決める必要はないのです。

参考:国土交通省掲載「空き家コンシェルジュにおける空き家総合相談窓口事業」資料

修理費は、家全体の貸し出し計画に入れる

「貸すのだから、とにかく安く」と考えると、入居後に修理を重ねる可能性があります。
一方で、屋根だけに予算を使いすぎると、設備や内装に必要なお金が足りなくなるかもしれません。

不動産会社や管理会社には、貸し出せる見込み、募集条件、必要な整備について相談し、施工会社には屋根の状態と修理の選択肢を聞く。
この両方をそろえてから、予算を決めると考えやすくなります。

入居後の不具合は誰が受け付けるか、どの会社に点検や修理を頼むかも決めておきましょう。
ご自身が遠方にいる場合は、特に大事な準備です。

【売る予定】大きな修理を契約する前に、売り方を相談する

修理した費用が、そのまま売値に上乗せされるとは限らない

「屋根を新しくすれば、その分高く売れるだろう」と思うかもしれません。

ただ、売却価格は立地や土地の条件、建物全体の状態、買い手の希望などでも変わります。
屋根の修理費を、そのまま回収できるとは限りません。

売却を考えているなら、大きな工事を決める前に、不動産会社へ次のように聞いてみてください。

”この家は、建物を使う前提で売るのがよさそうですか。それとも、建て替えを考える買い手が多そうですか?”

建物を残す予定かどうかで、屋根にかける費用の考え方も変わります。

家を残して売るなら、状態と修理履歴を伝えられるようにする

中古住宅として売る場合は、何もかも新品にすることより、どんな不具合があり、どこを直したかを整理しておくことが役に立ちます。

雨漏りした時期、調査内容、修理した範囲、施工前後の写真、見積書などは保管しておきましょう。
把握している不具合は不動産会社へ伝え、買い手への説明や契約条件を相談します。

必要に応じて、建物状況調査などを利用するかも相談できます。
ただし、建物全体の状態を確認する調査と、雨漏りの侵入口を絞り込む調査は目的が異なります。
どこまで調べるものなのか、依頼前に確認してください。

解体して売る方針なら、解体までの安全確保を考える

解体の方針と時期が具体的に決まっているなら、長く使うための屋根全面改修は必要性を慎重に考えます。

ただし、解体する予定だからといって、外れかけた部材を放置してよいわけではありません。
解体までにどんな対応が必要か、施工会社や解体業者と相談しましょう。

「いつか解体するつもり」と「来月解体する段取りがついている」では、必要な管理も違ってきます。

【予定が未定】家を傷ませない対応から始める

空き家になったばかりで、家族の考えがまとまっていない。
思い出のある家なので、すぐに売るとは決められない。

そんな段階なら、最初から大きな工事を選ぶ必要はありません。
まず現状を調べ、先に直すべきところと、方針が決まってから考えられるところを分けてもらいましょう。

見積もりも、可能であれば次の2つに分けてもらうと、家族で話し合いやすくなります。

  • 今ある不具合に対応し、当面管理するための工事
  • 今後長く使う場合に検討する工事

もちろん、傷みが進んでいれば、小さな補修では対応できないこともあります。
その場合も、「なぜその範囲が必要なのか」を写真と一緒に説明してもらいます。

応急処置だけで様子を見るなら、いつまでを目安にするか、何が起きたら再連絡するかも確認してください。
シートをかけたまま何年も見に行かない、という管理にはしないようにしたいところです。

予定別に見る、屋根修理の考え方

今後の予定工事を考えるときの軸先に相談しておきたいこと
自分や家族が住む入居時期と、住み続ける期間屋根全体の状態、内装との工程、将来の修理
人に貸す入居後の生活と維持管理雨漏り履歴、家全体の整備費、修理の連絡先
建物を残して売る売り方と、状態を説明できる資料修理前後の販売条件、調査や修理の必要性
解体して売る解体までの安全と管理解体時期、落下・飛散を防ぐ対応
まだ決まっていない傷みの進行を抑え、判断する時間をつくる当面の対応、再点検時期、残る不具合

この表は、工法を自動的に決めるものではありません。
同じ「売る予定」でも、屋根の状態や売却時期によって必要な工事は変わります。

部分補修・カバー工法・葺き替えは、どう選ぶ?

今後の予定が見えてきたら、建物の状態に合う工法を比較します。

部分補修は、傷みの原因や範囲が限られていて、周囲を含めて対応できる場合の選択肢です。
「空き家だから安い部分補修」と先に決めず、残すところの状態も確認します。

カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根を施工する方法ですが、どの屋根にも使えるわけではありません。
既存屋根の種類や下地の状態、重さが増える影響、使用する製品の施工条件などを確認する必要があります。

葺き替えは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根にする方法です。
撤去に伴う費用はかかりますが、下地の状態を確認しながら必要な補修を行う計画を立てられます。
工事前に見えない傷みについては、追加費用が生じる条件も聞いておきましょう。

「この家なら何ができるか」を調べ、その中から使い方と予算に合う方法を選ぶ。
この順番なら、価格だけで判断するより納得しやすいと思います。

空き家の屋根修理費用は、総額と含まれる作業で比べる

空き家だから、住んでいる家より安く直せるとは限りません。
足場や安全対策、材料の手配は、必要な作業に応じてかかります。

屋根の面積・形状、修理の範囲、下地の傷み、足場の条件などで費用が変わるため、まず現地の状態に合う見積もりを取りましょう。

比較する際は、次の費用が含まれているかを見ると、あとからの行き違いを減らせます。

  • 原因調査や、必要な追加調査
  • 足場・養生などの仮設工事
  • 屋根材や下地、板金などの補修・交換
  • 撤去材の処分
  • 応急処置と、その後の本修理

同じ「屋根修理」でも、応急処置だけの金額と、下地まで直す金額では比較になりません。

予算に限りがあれば、「今使える予算はこのくらいです」と率直に伝えてください。
その範囲でできること、できないこと、先送りした場合に残るリスクを説明してもらうことが大事です。

金沢市周辺の空き家なら、冬を迎える前の段取りも考える

雨や雪が気になる時期に入ってから、実家の状態を確かめようとしても、天候によっては調査や作業をすぐに進められないことがあります。

金沢市周辺で空き家を管理しているなら、屋根だけでなく、雨樋や軒先、外壁なども含めて、気になる箇所を早めに相談しておくと予定を立てやすくなります。

一度修理したあとも、定期的な確認は必要です。
点検の間隔は建物の状態や立地を踏まえて相談し、強風や大雪のあとには、安全を確認したうえで臨時の点検が必要か検討しましょう。

遠方で見に行けない場合は、修理会社への依頼とは別に、日常の見回りを誰に頼むかも決めておくと安心です。

相談前に準備するのは、わかる範囲の情報で十分です

問い合わせの前に、屋根に上って写真を撮る必要はありません。次のことを、わかる範囲で伝えてください。

  • 空き家の所在地と、おおよその築年数
  • いつから空き家になっているか
  • 雨漏りなど、気づいている不具合
  • 住む・貸す・売る予定と、おおよその時期
  • 現地の立ち会いや鍵の手配をどうするか

使い方が決まっていなければ、「まだ家族で相談中です」で大丈夫です。
以前の見積書や工事写真があれば参考になりますが、なくても相談を始められます。

相続や共有名義に関する整理が途中なら、その事情も伝えてください。
工事の契約や着手に進む前に、誰が判断し、どのような承諾が必要かを関係者で確認します。
判断に迷う場合は、司法書士や弁護士などへ相談しましょう。

よくあるご質問

空き家の屋根は、雨漏りしていなければ直さなくてもよいですか?

雨漏りの有無だけでは決められません。
部材の外れや変形など、室内に水が入っていなくても対応が必要な状態があります。
逆に、色あせだけで全面改修が必要とも限りません。点検で状態を確認しましょう。

売却する予定でも、先に修理したほうがよいですか?

まず不動産会社に売り方を相談し、施工会社に傷みの状態を確認してもらうと判断しやすくなります。
大きな改修を行うかは、その両方を踏まえて考えます。
ただし、落下・飛散の危険や進行中の雨漏りがあれば、売却の話と並行して対処を相談してください。

数年後に住むかもしれない場合は、応急処置で十分ですか?

応急処置で何年も持つと一律にはいえません。
傷みの程度や処置の方法によります。
暫定的な対応にする場合も、経過観察の方法と再点検時期を決め、本修理が必要になる条件を確認しておきましょう。

屋根修理だけを先に相談してもよいですか?

はい。
空き家全体の活用方針が決まる前でも、屋根の状態を知るための相談はできます。
調査や応急処置に費用がかかる場合は、作業前に内容と金額を確認してください。

「この家をどうするか」が決まる前でも、ご相談ください

思い出のある実家を、住むのか、貸すのか、手放すのか。すぐには決められないこともあると思います。

ただ、家の状態を知ることは、その判断の助けになります。
少しの補修で管理できそうなのか、長く使うなら大きな修理が必要なのか。
そこがわかれば、ご家族でも具体的に話しやすくなります。

ホクリクルーフへは、こんなふうにお話しいただければ大丈夫です。

”金沢市に空き家があり、屋根が気になっています。売るか住むかはまだ決まっていません。
まず、今直したほうがいいところがあるか見てほしいです。”

最初から工法を決めたり、専門用語を調べたりする必要はありません。
今の状態と、これからの希望を教えてください。

ホクリクルーフに空き家の屋根修理を相談する


屋根や外壁、雨どいの不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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ホクリクルーフのクチコミ

総合評価

★★★★★

4.8

クチコミ数126

★★★★★

2026-08-02

安川亮一 様

今回コーキング打ち替えをお願いしました。 見積りをお願いした際も、希望する内容を細かく反映して頂き、打ち替えも丁寧に対応頂きました。 機会があれば、またお願いしたいと思います。

★★★★★

2026-07-28

鵜島吉幸 様

外壁塗装工事、板金重ね張り工事、ベランダ笠木修理をしてもらいました。 何社か相見積もりを取った中で選ばせていただきましたが、施工の手順や直す場所の写真提供もいただき、自分の直してほしいところも聞いてくださりました。 追加の工事もしてくださり、思った予算で出来ました。 嬉しく思います。 担当の方が話しやすく足繁く来てくださり至れり尽くせりでした。

★★★★★

2026-07-28

ウシマサトミ 様

外壁塗装、板金重ね張り、ベランダ笠木コーキングしてもらいました。 希望通りの仕上がりでした。 大変満足しております。 料金的にも予算内におさまりました。 施工に関して最初から終わりまで途中経過のたびに説明してくださって安心感がありました。 追加工事も快くうけてもらえて良かったです。

★★★★★

2026-07-25

なお 様

Tルーフ重ねふき、外壁重ね張り、雨樋交換を依頼しました。親切な説明、保証良く、料金も安かったです。

★★★★★

2026-07-25

つっちじゅん 様

Tルーフ、外壁重ね張り、雨樋交換をしました。とても、綺麗になりました。ありがとうございました。

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