〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁リフォームを検討すると、
「窯業サイディング」「金属サイディング」
といったワードを何度か耳にすることがあると思います。
しかし、
- 違いがよく分からない
- 北陸にはどちらが向いているの?
- 長持ちするのはどっち?
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、
築20年以上の住宅で、長く安心して住み続けたいなら金属サイディングがおすすめです。
ただし、住宅の状態や予算によって最適な選択は異なります。
この記事では、専門家の視点から、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
窯業サイディングとは?
窯業(ようぎょう)サイディングとは、
セメントを主成分とし、繊維質を混ぜて成形した外壁材です。
現在、日本の新築住宅では最も多く採用されています。
窯業サイディングのメリット
① デザインが豊富
- タイル調
- レンガ調
- 石目調
- 木目調
など種類が非常に豊富です。
② 初期費用を抑えられる
新築住宅では比較的コストを抑えられるため、採用率が高くなっています。
③ 防火性能が高い
セメントが主成分のため、燃えにくい特徴があります。
窯業サイディングのデメリット
① 凍害に弱い
北陸では最も多い劣化です。
外壁が水分を吸収し、冬場に凍結・膨張を繰り返すことで
- 剥がれ
- 欠け
- 膨れ
が発生します。
② コーキングが劣化する
目地部分にはコーキングがあります。
- ひび割れ
- 肉やせ
- 剥離
が約10〜15年で発生します。
③ 定期的な塗装が必要
一般的には10〜15年ごとの塗装が推奨されています。
金属サイディングとは?
金属サイディングとは、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板などの金属板に断熱材を一体化した外壁材です。
近年では、外壁カバー工法の主流となっています。
金属サイディングのメリット
① 非常に軽い
窯業サイディングより軽量なため、建物への負担を軽減できます。
耐震性の向上にもつながります。
② 凍害に強い
金属は水分を吸収しません。
そのため、北陸で多い凍害が起こりにくい外壁材です。
③ 断熱性能が高い
断熱材一体型の商品が多く、夏の暑さ・冬の寒さを軽減できます。
④ メンテナンス回数が少ない
一般的には約25〜30年以上使用できる製品もあります。
⑤ 雨漏り対策になる
外壁カバー工法では、透湿防水シートも新しく施工することが可能なため、防水性能も向上します。
金属サイディングのデメリット
① 初期費用が高い
窯業サイディングより工事費は高くなります。
② 傷が付くと錆びることがある
深い傷が付くと、そこから錆が発生する可能性があります。
ただし、現在主流のガルバリウム鋼板やSGL鋼板は、従来より錆びにくくなっています。
③ デザインの好みが分かれる
最近は木目調や石目調も増えていますが、
窯業サイディングほどデザインの種類は多くありません。
窯業サイディングと金属サイディングを比較
| 比較項目 | 窯業サイディング | 金属サイディング |
|---|---|---|
| 重量 | 重い | 軽い |
| 耐震性 | ○ | ◎ |
| 凍害 | △ | ◎ |
| コーキング | 必要 | 少ない |
| 防水性 | ○ | ◎ |
| 断熱性 | ○ | ◎(断熱材一体型) |
| メンテナンス | 約10〜15年 | 約25〜30年 |
| 初期費用 | 安価 | 高価 |
北陸ではどちらがおすすめ?
石川県・金沢市など北陸では、
- 雨が多い
- 湿度が高い
- 積雪がある
- 凍結と融解を繰り返す
という厳しい環境です。
そのため、専門家の視点では、
凍害に強く、防水性・断熱性にも優れた金属サイディングが適しているケースが多いと言えます。
特に、築20年以上で
- 外壁の反り
- 凍害
- コーキングの劣化
が見られる住宅では、塗装だけでなく、
金属サイディングによるカバー工法も有力な選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 金属サイディングは夏に暑くなりますか?
A. 金属は熱を伝えやすい素材ですが、断熱材一体型の商品や通気工法を採用することで、室内への熱の影響を抑えられます。
Q. 窯業サイディングは何年持ちますか?
A. 外壁材自体は30年以上使用できる場合もありますが、塗膜やコーキングは10〜15年ごとのメンテナンスが目安です。
Q. 外壁塗装と金属サイディング、どちらがおすすめですか?
A. 劣化状況によります。凍害や反りが進行している場合は、塗装だけでは改善できないため、金属サイディングによるカバー工法が適しているケースがあります。
編集部からのひとこと
「どちらが優れた外壁材ですか?」という質問をいただくことがありますが、
重要なのは、住宅の状態や地域の気候に合った外壁材を選ぶことです。
北陸のような雨や雪が多い地域では、外壁は毎日厳しい環境にさらされています。
そのため、初期費用だけで判断するのではなく、
10年後、20年後のメンテナンス費用まで考えた選択が、住まいを長持ちさせるポイントです。
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- 外壁塗装で十分なのか
- 金属サイディングによるカバー工法が適しているのか
- 凍害や反りはどこまで進行しているのか
写真を使いながら分かりやすくご説明し、
お住まいの状態やご予算に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。
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